上田学園
見上クラス 《 異文化コミュニケーション 》 授業報告

2006年春学期
外国語学習を100倍楽しむ方法

~ 辞書の使い方を学びながら、ヨーロッパ語の発音と文法の特質を把握しよう ~

 第14回  2006年7月25日  夏休みのイヴェント 
夏休みのイヴェント

~ ちょっとお楽しみ ~
1. 在日米軍基地訪問 横田基地友好祭

2006年8月20日(日) 時間未定(9:00-20:00)
東京都福生市 Yokota Air Base (JR青梅線 牛浜)
参加費無料

~ 音楽ないしドルチェカント発声法に関心のある人どうぞ ~
2. 職場訪問 ”合唱団公開練習”

2006年8月ないし9月の土曜日 13:00-16:00
東京都あきる野市中央公民館 (JR五日市線 東秋留)
参加費無料

~ さらにコアな関心のある人のために ~
3. 学会見学 ”音楽理論研究会

2006年10月1日(日) 13:50-17:30
東京都国立市 AIスタジオ (JR中央線 国立)
参加費 ¥1500(学割あり)

えっ、上田学園の学生でない君も一緒に行きたいって?
このページの一番下にあるメールか、上田学園に連絡してね。


夏休みの宿題(補足)
テーマ
” Liberty ! 自由! ”
 今年の夏休みの宿題の統一テーマは、”自由とは何か”ということになります。

 第1の課題は、自分の欲求・欲望に真正面から向かうために、それらを書き出し、人生の時間軸の中に落とし込んでいく作業です。つまり、自分にとっての自由とは何かを明らかにし、人生というものを自分にとっての自由、自分にとっての幸福を実現するプロセスとしてとらえ、それに向かって”合目的的”に頭を使って、行動していくことを目的とします。

 第2の課題は、ひとつの外国語の一定部分を知り尽くすことによって、一定の自由を獲得することを目指しています。

  ところで、学期の途中から入って大丈夫かと思うかも知れませんね。 しかし、母国語である日本語が話せるようになったときのことを考えてみてください。実際にそのときのことは覚えてはいませんでしょうけれども、基礎文法から一つずつ積み上げていくような勉強はしてはいないはずです。それなのに知らないうちに日本語を話している。

  大人たちの話している日本語、つまりネイティブの日本語をたくさん聞くことによって、またおかしな発音でも一生懸命話すことによって日本語を覚えたわけです。
 ですから、思ったが吉日、やろうと思ったその日から飛び込むのが外国語学習の鉄則です。三日坊主になっても、また飛び込む。それを何度も繰り返しているうちに身についてくるものです。

 それともうひとつ、1ヶ月間だけ集中的に勉強することの意味です。
 こうした集中的な学習を長期間続けるとしたら、それには鬼のような精神力が必要となります。このような精神力はどういうときに発揮されるか。

一つは、どうしてもやらなければいけない状況に追い込まれたとき。二つ目は、その言語に”恋”をしてしまったとき。三つ目は、本当に狂ってしまった(笑)ときです。しかし、そういう状況は簡単には作れません。  

 従って、1ヶ月季節限定でお試しすることをおすすめします。人間にはご褒美が必要です。これが終わったら解放される、と思う喜びの味わい方も人生にはあります。

 どうしたら勉強できるようになるか、ここにひとつの秘密があります。どんなにかささいなことでも自分をほめる。ほめてほめてほめまくる。障害が生じたら、それは天が、”そーら、これを乗り越えてごらん”とそっとささやいてくれていると思いましょう。そしてそれを乗り越えることができたらしめたものです。

 これはまさに、人生面白くするための”極意”そのものです。

 ”勉強”というのは、それによって直接的に知識や力を身に付けるだけではなくて、工夫を凝らすことによって、人生の問題解決能力を養うことでもあるわけです。

 それはすなわち、”自由”を獲得することになるわけです。

2. LEARN: 《外国語集中学習 ヨーロッパ語編》 

 早速、番組を視聴した人はいるかな? 当然のことだけれど、初めて聞いたら相当ちんぷんかんぷんだと思います。やっぱり途中からなんて無理だー!と早合点は禁物。
 繰り返し聞いているうちにだんだんにわかってきますから、落胆せずに耳が慣れてくるまで聞き込むことです。

 このクラスの目的のひとつが、わからないことでも物怖じせずに立ち向かっていくことの出来る毛の生えた心臓を育てることですから、がんばりましょう。

 前回の補足です。
1.テレビ講座の基本表現は全員で覚えましょう。これは授業中に解説します。
2.ラジオ講座は担当の言語の番組を、予習してから聞いてみましょう。予習の方法は授業で説明します。
3.8月分を聞き終わったら、8月分のCDを購入して復習をしましょう。ここで完全にその内容を暗記です。
組名 担当者名 言語 備考 テレビ ラジオ
さくら組 梶・八巻 ドイツ語 ゲルマン系    
もも組 門馬・平野 スペイン語 ラテン系    
すみれ組 白井・鈴木 ロシア語 スラブ系    
たんぽぽ組 荻原 フランス語 ラテン系    

3. STUDY: 小論文 《自分にとっての”社会と個人” ~基本的人権の現実化としての "life"~》
 
 文章の東洋的構成 → 起承転結 (4部構成)
 文章の西洋的構成 → 序文・本文・結論 (3部構成)

 いずれにしても、1.問題の発見 2.問題の提起 3.問題の分析 4.問題の解決 といったプロセスを経ます。

 さて、英作文の構成法から、小論文の作成法について研究してみましょう。

 Ⅰ. Introduction (序論)
   A. Hook (釣り針)
   B. General statements (命題の意義や背景を簡単に紹介する文)
   C. Thesis statement (いちばん重要な main idea )
 Ⅱ. Body
 (本論)
   A. Topic sentence (段落のmain idea)
   B. Support (main ideaを支持する具体例)
   C. Concluding sentence (段落のまとめ)
 Ⅲ. Conclusion (結論)
   A. Restatement (再主張 命題を別の言葉で言う)
   B. Advice/Warning/Something to think about (忠告・警告・今後、読者に考えることを提起する)
   C. Summary (要約)

 文章を書き始める前にすることがもうひとつあります。

 "brainstorming"して、supportを挙げる。

  S (statistics) 統計
  A (anecdote) 逸話
  F (facts) 事実
  E (examples) 例
  R (reasons) 理由

La Marseillaise

La Marseillaise Mireille Mathieu


ラ・マルセイエーズの翻訳


もも組
すみれ組 さくら組
5番
Français, en guerriers magnanimes,
Portez ou retenez vos coups!
Épargnez ces tristes victimes,
À regret s'armant contre nous.
À regret s'armant contre nous.
5番 5番
5番 
Mais ces despotes sanguinaires,
Mais ces complices de Bouillé,
Tous ces tigres qui, sans pitié,
Déchirent le sein de leur mère!
     
6番
Amour sacré de la Patrie,
Conduis, soutiens nos bras vengeurs
Liberté, Liberté chérie,
Combats avec tes défenseurs!
Combats avec tes défenseurs!
6番    

神聖である祖国の愛。
我らの力、支え連れゆく
自由、愛しい自由、
戦え君の守護者とともに!
戦え君の守護者とともに!
6番
6番 

祖国に聖なる愛を
導け!我等労働者の自由を!自由を!
あなたの支持者とともに重要な戦いを支持する
Sous nos drapeaux que la victoire
Accoure à tes mâles accents,
Que tes ennemis expirants
Voient ton triomphe et notre gloire!
我らの勝利の御旗のもとに
我らの雄々しい響きは駆ける。
死に瀕したる我らの敵が。
見えるぞ我らの大勝利そして我らの栄光を! 

2006年7月18日 22時21分
 
奇妙な格好をした男の口調で、
勝利の旗を振りかざし
敵が瀕死になり、勝利と我等の栄光が見られるだろう

2006年7月26日 1時25分 
       
http://meta-metaphysica.net/lit/lamars.html

http://storymania.ld.infoseek.co.jp/france/france.htm


特設ゼミ(授業本体終了後、希望者のみ)

★ 原典講読ゼミ その1 (哲学)

Jean-Paul Sartre (1905/6/21 - 1980/4/15 )  
La nausée (1938)
サルトル「嘔吐」試訳集
        


★ 原典講読ゼミ その2 (社会学)
Max Weber (1864.4.21 - 1920.6.14)
Die protestantische Ethik und der 'Geist' des Kapitalismus (1905)

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見上潤  미카미 준  Mikami Jun  Миками Джюн


2006/07/25
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