上田学園
見上クラス 《 異文化コミュニケーション 》 授業報告

Jean-Paul Sartre  La nausée
サルトル 嘔吐 試訳集(学生による翻訳) その2 
2006年7月20日更新

《サルトル「嘔吐」原典講読+翻訳プロジェクト》に新たなメンバーが加わりました。
さて、これからどのような展開になるでしょうか?(見上)
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原文 OY SS
[17] C'est ce qui a donné à ma vie cet aspect heurté , incohérent. Quand j'ai quitté la France , par exemple , il s'est trouvé bien des gens pour dire que j'étais parti sur un coup de tête . Et quand j'y suis revenu , brusquement , après six ans de voyage , on eût encore très bien pu parler de coup de tête . Je me revois encore , avec Mercier , dans le bureau de ce fonctionnaire français qui a démissionné l'an dernier à la suite de l'affaire Pétrou. Mercier se rendait au Bengale avec une mission archéologique . これは不調和でまとまりのない様相を 私に与えたのである。 例えば私は集団に無思慮な行ったことについて きちんとした人々に向って述べた。わたしはいずれ再会するだろう。 メルシェルと共に、 その問題の後で典型的なフランス役人ペトローのデスクに 最後の任務をするだろう。メルシェルは考古学と共にベンガルに飛ばされるだろう。

2006年2月20日 23時32分
不調和で、煩雑なものを私の人生に与えた者こそ彼であった。たとえば、私がフランスを去るときでさえ、彼は私に向かって無思慮なことを言ったのだ。その上、私が6年の旅の後、戻ってきたときでさえ、全く無思慮なことを言ったのだ。私は再度言おう。メルシェルとともにあったのだ、典型的なフランスの役人”ぺトロー”の机の上でさえ。
メルシェルは考古学の任務で私をベンガルにとばしたのだ。

2006年4月12日 22時26分
[18] J'avais toujour désiré aller au Bengale , et il me pressait de me joindre à lui. Je me demande pourquoi , à présent. Je pense qu'il n'était pas sûr de Portal et qu'il comptait sur moi pour le tenir à l'œil. Je ne voyais aucun motif de refus. Et même si j'avais pressanti , à l'époque , cette petite combine au sujet de Portal , c'était une raison de plus pour accepter avec enthousiasme. 私は常にベンガルに行きたいと望んでいる。 そしてそれは彼らを加え私を急がせる。 私にはなぜか願いがある。 私はポルタルについては気にせずに考えられた。 そしてそれは私を監視することである。 私には断る理由はないが旅行は行かない。 そして例え私がそれを予感しても この時期ちゃちな手口だったが ポルタルについて最大歓喜と共に受け入れるのは当然なのである。

2006年2月28日 0時14分

私は常にベンガルを発ちたいと思っている。
そして、彼への私の日々が、その思いを急かすのだ。私は何故喜びを求めているのか。私はどうしてポルタルが、それを見張らなかったのかと考えるのだ。わけなどないがベンガルへは行きたくない。そして、私が喜びを感じていても、そのポルタルの小さなまとまりが、最大の喜びとともにある理由はあるのだ。

2006年4月12日 22時26分

[19] Eh bien , j'étais paralyeé , je ne pouvais pas dire un mot. je fixais une petite statuette khmère , sur un tapis vert , à côté d'un appareil téléphonique. Il me semblait que j'étais rempli de lymphe ou de lait tiède. Mercier me disait , avec une patience angélique qui voilait un peu d'irritation :
-N'est-ce pas , j'ai besoin d'être fixé officiellement. Je sais que vous finirez par dire oui : il vaudrait mieux accepter tout de suite.
なんだって! 私は麻痺している。 私はそれをはっきり言わないわけにはいかない。 私はカーペット上にあった電話機のわきで、 カンボジアの規約が定めるところにとめた。 私はぬるいミルクないしリンパ液で 腹いっぱいになったように思える。 メルシェールは私に言った 少しいらだっているけど 天使のように不平等に耐えているね
ね、そうでしょう! 私は決心を必要としている。
私は肯定することによって 平等が終わってしまったことを 知っている。 それはすぐに受け入れたほうがいい。

2006年3月7日 11時36分

あぁ、いいだろう、私は麻痺しているのだ。
それ以上いえない。私は、緑のカーペットの上に、電話で高く評価されていたクメールの小さな像を置いた。私は、私であることがぬるい牛乳か、リンパ液であると思われるのだ。メルシェルは少しいらだった天使のような忍耐とともに、私に言ったのだ。
「私は形式的な在り方が必要なのだ、そうではないか?
 私は知っているのだよ、貴方が最後にははいと言う人だということを」
それはより価値があるんだよ、そんな型にはまるより。

2006年4月12日 22時26分

[20] Il a une barbe d'un noir roux , très parfumée. A chaque mouvement de sa tête , je respirais une bouffée de parfum. Et puit , tout d'un coup , je me réveillai d'un sommeil des six ans.

La statue me parut désagréable et stupide et je sentis que je m'ennuyais profondément. Je ne parvenais pas à comprendre pourquoi j'étais en Indochine. Qu'est-ce que je faisais là ? Pourquoi parlais-je avec ces gens? Pourquoi étais-je si drôlement habillé ? Ma passion ètais morte.
彼は赤毛混じりの黒いひげから とても強い芳香をはなっていた。 それぞれの先端の運動で、 私は芳香のひとふきを嗅ぎ ほっとした。そして次に全てを殴打され、私は 6時にあるものに 眠りから目覚めさせられた。

私を不愉快にさせる装いした全身像と 馬鹿さ加減に私は気づき 私は非常に困らされた。 私はなぜインドネシアに 到着できなかったかを理解している。 何を作りますか? なぜこの人たちと一緒に話すのですか? もし奇妙な服を着ているならば 何のために着ているのか? 私の情熱は死にかけている。

2006年3月13日 20時19分

「赤黒い髭がとても臭うね。動くたびに頭にくる。私はそのにおいを一吹きしたよ。で、ちょっと、ぶったね。6年の全てが目を覚ましたよ」

その像は、私を不愉快に、愚かにさせるので、私はとても困ったのだ。私は何故インドシナに行ったかを理解できないのだ。私はあそこで何をやっていたのだろうか。何故私はその人々とともに言ったのだ。何故私は滑稽な服を着ているのだ。私の情熱は死につつあるのだ。

2006年4月12日 22時26分

[21] Elle m'avait submergé et roulé pendant des années ; à présent , je me sentais vide. Mais ce n'était pas le pis : devant moi , posée avec une sorte d'indolence , il y avait une idée volumineuse et fade. Je ne sais pas trop ce que c'était , mais je ne pouvais pas la regarder tant elle m'écœurait. Tout cela se confondait pour moi avec le parfum de la barbe de Mercier. 彼女は長年贈り物のペンダントを巻いて押し包んで持っている。 私は感じ取らないのではなく、 落ち着きと共に一種の無気力状態であり、 考えがかさばりそして色褪せたのだ。私はこれが過度すぎるかどうかはわからない、しかし私はたくさん彼女がうんざりさせられるのを見られる。全て自身が吟唱詩人のメルシェの芳香と共に 私を当惑させる。

2006年3月21日 0時34分
何年も、私がくたくたになった今も、彼女はペンダントを持っているのだ。しかし、それは無気力のようなものを持っていたのだ。私の前では最も悪い状態にあった、膨大で色あせた一つの考えともいえるペンダントを。私はこれが度をすぎたかは判らない、 かし、私は彼女がとてもがっかりした様を見て取れたのだ。あれは全くメルシェルの髭のにおいと私を唖然とさせた。

2006年4月12日 22時26分
[22] Je me secouai , outré de colère contre lui , je répondis sèchement :
-Je vous remercie , mais je crois que j'ai assez voyagé :
il faut maintenant que je rentre en France.
Le surlendemain , je prenais le bateau pour Marseille.
Si je ne me trompe pas , si tous les signes qui s'amassent sont précurseurs d'un nouveau bouleversement de ma vie ,
私は揺さぶり、怒りが加わり彼女に逆らい、私はそっけなく答えた。私はあなたに謝罪する。しかし私は十分旅をしているような気がする。それは私がフランスにひっこむことが今必要なのである。翌々日私はマルセイユで舟を得た。私は警笛をならさなかったそれ全ての前兆ならば私の人生の新たな転換の予告である。

2006年3月26日 17時56分
私は気を取り直した。極端なほどの怒りが彼らに向かうのだ。私は冷淡に仕返しをしてやるのだ。
私は君たちに、礼を言おう。だが、私は十分に旅にでようと思うのだ。今後はフランスに戻らなければならない。
あさって、私はマルセイユへの船を得た。私は自分を裏切れないのだとしたら、全ての積み重なった彼の新しい私の人生への、激動を予告する身振りは示された。 

2006年5月21日 21時46分
[23] eh bien , j'ai peur . Ce n'est pas qu'elle soit riche , ma vie , ni lourde , ni précieuse. Mais j'ai peur de ce qui va naître , s'emparer de moi et m'entraîner où ? Va-t-il falloir encore que je m'en aille , que je laisse tout en plan , mes recherches , mon livre ? Me réveillerai-je dans quelques mois , dans quelques années , éreinté , déçu , au milieu de nouvelles ruines ? Je voudrais voir clair en moi avant qu'il ne soit trop tard .

Mardi 26 janvier.
Rien de nouveau.
J'ai travaillé de neuf heures à une heure à la bibliothèque. J'ai mis sur pied le chapitre Ⅶ et tout ce qui concerne le séjour de Rollebon en Russie , jusqu'à la mort de Paul Ⅰer. Voilà du travail fini :il n'en sera plus question jusqu'à la mise au net.
善意に、私は恐れている。これは彼女が金持ちであることとは関係ない。私の命、重くないし、大切でもない。私は生きてゆくことを恐れている。私は捕らえられあるいは連れ去るのか?私は召使なのだから、あなた、彼は行くべきである。私は全ての計画を残し、私の書物を捜し求めるのか? 私を何ヶ月何年も目覚めさせて、へとへとに疲れさせ、崩壊を知らせ、失望させたのか? 私は彼がすごく遅れない前に肉体を見たいー

1月26日(火)
何も変わることなく、私は9時間働き、1時間書棚で私は7章の全てに、ローレボンがロシアに滞在した関連について準備していたが、ポウル・イエルーまで死んだ。そこに清書することでさえ大きな問題であることが終わったのが、仕事である。

2006年4月4日 18時16分
ああ、いいだろう。私は怖い。私の人生は貧しく、どうでもいいものたのだ。だが私は恐怖を覚えるのだ。生じつつあることに。私は協調してどこに奪い取られるんだ。私は失敗するのか。私の探した物、私の本はどうなるのだ。正気に戻ろう、私は何ヶ月、何年物もの間にいるのか?
私は老人になる前にそれをはっきりさせたい。

一月二十六日、火曜日。
全く持って普通の日だ。私は九時間働いた、一時間は本の中で。私は下部にある第七章に配属させられた。それはまさしく私に関係があったmpだ。ローレボンがロシアにいて、ポールの死ぬまで。仕事が終わったとき、夜遅く真夜中になっていた。 

2006年5月21日 21時46分

[24] Il est une heure demie. Je suis au café Mably , je mange un sandwich , tout est à peu près normal. D'ailleurs , dans les café , tout est toujours normal et particulièrement au cafè Mably , à cause du gérant , M. Fasquelle , qui porte sur sa figure un air de canaillerie bien positif et rassurant . C'est bientot l'heure de sa sieste , et ses yeux sont déjà roses , mais son allure reste vive et décidée . Il se promène entre les tables et s'approche , en confidence , des consommateurs :
- C'est bien comme cela , monsieur ?
Je souris de le voir si vif : aux heures où son établissement se vide , sa tête se vide aussi . De deux à quatre le café est désert , alors M . Fasquille fait quelques pas d'un air hébété , les garçon éteignent les lumières et il glisse dans l'inconscience : quand cet homme est seul , il s'endort .
30分後である。
私はカフェマブリーにいて、ごく普通のサンドウィッチを食べている。それにしても、カフェの店内経営者がMのため際立っているわけでもなく、至って普通のカフェマブリー。
ファスクエールは経営者の物騒で、すごくいやらしい顔つきが好きである。1時間しか休息していなく、目が真っ赤である、
しかし余力余る歩きぶりと決然とした生気がある。
打ちあけ話をしようと近づき客をテーブルに連れて行き、氏はこのぐらいでいいかい?
私はすぐに立ち、Mが1時間で元気になったかどうか微笑しながら見物し2つから4つ先の無人のカフェにMがいたのである。ファスクイールはぼうっとした様子で歩いていた。
男は寝ている時無意識にすべり、少年は明かりを消した。

2006年4月12日 21時2分
半時間の後。私は喫茶"マブリー"へ行った。
私は全く普通の時を過ごしながら、サンドイッチを一つ食べた。それに、喫茶店の中、全て際だって普通だった。――支配人ファスクエーユ氏、彼は下層民的な空気を醸しだし、とても誠実で安心させる人だったからなのだが―― 突然シェスタの時間がやってきた。彼の目はもうバラ色で、しかし、依然として活発で、決然としている。彼の視線はテーブルとその周辺を巡らせた。ここだけの話だが、客もだ。
こんなもんかい、あんた。
私は生き生きとして見えるように微笑んだ。彼の飾りのないことの証明なのだ。2時間と15分、喫茶店は人気がなかったのだ。 そのとき、ファスクエーユ氏は何人かの呆然とした雰囲気(ここは解りませんでした)
そのとき、少年達が明かりを消して、一人だけ残った、彼は活気を失っていたのだが。

2006年7月18日 22時21分
[25]  Il reste encore une vingtaine de clients , des célibataires , de petits ingénieurs , des employés. Ils déjeunent en vitesse dans des pensions de famille qu'ils appellent leurs popotes [21] et , comme ils ont besoin d'un peu de luxe , ils viennent ici , après leur repas , ils prennent un café et jouent au poker d'as : ils font un peu de bruit , un bruit inconsistant qui ne me gêne pas . 依然として20人の客が残ったのに 対して一人の技術者の従業員だった。彼らは家族経営のペンションの共同食堂で素早く昼食をすまし、 彼らは少しぜいたくしたい欲求を持っているため、彼らはここに来て、食後カフェに行き、そしてポーカーをして遊び、少し騒ぎだすが、 その騒ぎは私を不快にさせることはなかった。

2006年4月23日 22時57分

まだ21人の客が残っている。独身者、技術屋見習い(petitsは見習いでしょうか、小さい人なのでしょうか)、共同食堂で労働者達が昼食を食べながら。彼らは贅沢をする必要はなかった。彼らはポーカーをしていたが、それは私にとって迷惑ではなかった。

2006年7月18日 22時21分 

[26]  Eux aussi , pour exister , il faut qu'ils se mettent à plusieurs .
Moi je vis seul , entièrement seul . Je ne parle à personne , jamais ; je ne reçois rien , je ne donne rien . L'Autodidacte ne compte pas . Il y a bien Françoise , la patronne du Rendez-vous des Cheminots . Mais est-ce que je lui parle ? Quelquefois , après dîner , quand elle me sert un bock , je lui demande :
- Vous avez le temps ce soir ?
 彼ら同様、存在しているためにいくつもおく必要があるのだ。 私は一つネジを、完全な。私は個人で話さないが、私は単に受けないに過ぎない。 私は何も与えない、フランソワでいい、オーナーは鉄道員との会合がある
しかし私は彼らと話し合う必要はあるんですか?ときどき不快な夕食になる。 彼女が私の小ジョッキを持てば、私は夕方まで彼らの要求を待っていられるだろうか?

2006年5月15日 2時13分
 

[27] Elle ne dit jamais non et je la suis dans une des grandes chambres du premier étage , qu'elle loue à l'heure ou à la journée . Je ne la paie pas : : nous faisons l'amour au pair . Elle y prend plaisir ( il lui faut un homme par jour et elle en a bien d'autre que moi ) et je me purge ainsi de certaines mélancolies dont je connais trop bien la cause .
彼女は決して言わないそして私は豪勢な1階の寝室にいる。彼女は日中賃貸しをしている。私は家賃を支払わずに、彼女と寝た。彼女は喜びを得られるが(それは彼女が日に1回男を必要としていて、そして彼女はよく他の男といる。私は確実に憂鬱になるのはそれが原因であることを知っているからである。
 
2006年5月21日 23時17分
 

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