東京証券取引所 見学

東京証券取引所は上田学園のある吉祥寺から東西線に乗って

茅場町で下り、数分歩いた場所にある。そこは証券会社が

ずらりと並んでいる通りで、僕達は普段こんなところにあまり縁がない。

ニュースでは「東京証券取引所」「東証株価」「トピックス」「日経平均」といった

言葉を必ず聞くが、実際にそれぞれがどういったものなのかさっぱり分からなかった。

「上田学園で株の勉強をしている」と僕のおばあさんに言うと、

「ええ!?株なんてやったらあかん、そんな危ないもん・・。」

と言う返事が返ってきたことがある。投資とか株とか、そういったものはなるだけ

遠ざけておきたいといった感じだった。

でも単に株が危ないだなんて本当だろうか?だとしたら、そこら中で投資教育が必要だと

叫ばれているのは何故なんだろうか?

日本では株についての正しい知識について余り教育されていないとよく聞く。

僕達は株の実際について見学に来たのだった。

裏手に回ると見学の入り口がある。

中に入ってエレベータを登ると、どこかでみたような風景が現れた。

これはマーケットセンターで、上の丸い電光掲示板は

企業の名前とその現在の株価を表している。

昔はパソコンとかなかったので、ここで大勢の人が集まって

株の取引をしていたんだという。今は専用回線で証券会社と

取引所が繋がっていて、ここではルール違反がないことを

見張っている人たちが作業している。

昔はこの建物の天井はガラスで出来ていて、青空が見えたのだそうだ。

株価が上へ上へと上がっていってほしいという願いからそういう建物に

なっていたらしい。結構面白い話だ。

ここはプレゼンテーション施設。僕達はこの巨大な画面の前で株とその取引について

簡単に説明してもらった。

東京証券取引所では株についての歴史や日本と株がどう関わってきたのかも教えてくれるので

みなさんもぜひ実際に行ってみてください。