上田学園
見上クラス 《 異文化コミュニケーション 》 授業報告

2006年春学期
外国語学習を100倍楽しむ方法

~ イマジネーションの翼を広げ、ヨーロッパ語の文章を楽しもう! ~

 第17回  2007年3月6日

現代フランス文学史探訪 2

Jean-Paul Sartre 
La nausée


  OY1 OY2 YK
(p.27-2)
 ―J'aimerais cent fois mieux qu'il courrait , disait-elle ; cela me serait bien égal , du moment que cela ne lui ferait pas de mal .
 私ははるかに最もよく走った、これを握り締めるように私に言い、それは現在悪事をしないようなもの。  「駆け回ることより何倍もいいわ」彼女は言った。それは自分にとってどうでもいい、それは害にならないからである。  それは私にとって走るより何百倍もいい、と彼女は言った。それは私にとってどうでもいい、今のところ、私にとって悪いことではない。
(p.27-3)
Elle parlait de son mari : sur les quarante ans , cette petite noiraude s'est offert , avec ses économies , un ravissant jeune homme , ajusteur aux Usines Lecointe . Elle est malheureuse en ménage . Son mari ne le bat pas , ne la trompe pas : il boit , il rentre ivre tous les soirs . Il file un mauvais coton ; en trois mois , je l'ai vu jaunir et fondre . Lucie pense que c'est la boisson . Je crois plutôt qu'il est tuberculeux .
 彼女は夫に話した、小さい黒髪で褐色の肌で、うっとりするほどやせた男ユージネス・レコインテに40フランと家計簿を一緒に与えたのである。彼女は家事に失敗した。彼女の夫に殴られずに、怒鳴られることもなく酒を飲み、夕方、へこみ酔っ払った。それは粗悪な綿の縦列のようである、3月、私は紙が黄色くなって、溶解することがわかった。ルシュー・ペンセはアルコール依存症である。私は彼女が結核患者というよりはむしろアルコール依存症だと信じる。

2007年3月5日 17時01分
 彼女は夫について話した、小さい黒髪で褐色の肌の女は、ルクワンテ工場の工員である魅惑的な若い男に40年以上身を尽くし捧げた。彼女は家事に失敗した。彼女の夫は殴られず、浮気することもない、しかし酒を飲み、毎晩酔っ払って帰ってきた。それは危険状態だったのである、3ヶ月の間に、私は彼が黄色くなって、やつれていくのを見た。リシューは彼をアルコール依存症であると思った。私は彼女がアルコール依存症というよりはむしろ結核だと思った。

2007年3月9日 18時00分
 彼女は夫について話した。黒髪で褐色の肌の彼女は、ルコワンテ工場の仕上げ工の魅力的な若い男に、40年以上貢ぎ、身を捧げた。でも、彼女の結婚は不幸なものだった。彼女の夫は殴らないし、浮気もしなかった。しかし、酒を飲み、毎晩家の帰りが遅かった。彼は危険な状態になった。私は3ヶ月で、彼が黄色くなってやせ細るのを見た。リュシーは、それがアルコールのせいであると思った。しかし私は、それは結核のせいではないかと思った。

2007年3月12日 15時35分

Valentin Louis Georges Eugène Marcel Proust
(10 juillet 1871 – 18 novembre 1922)


À la recherche du temps perdu
(1913-1927)


    OY YK  
I 1. Du côté de chez Swann. (1913)
Première partie.
     
p.7-1 Longtemps,
je me suis couché de bonne heure.
 私は長い間横になって、  長い間、私は早い時間に寝ていた。  
p.7-2 Parfois,
à peine ma bougie éteinte,
mes yeux se fermaient si vite que je n’avais pas le temps de me dire :
« Je m’endors. »
 時より私は「眠りに落ちそうだ」という暇がないほど目をすばやく閉じた、  ときどき私は、明かりも消えぬ間に、すばやく眠ってしまうことがある。早すぎて、「私は眠る」と言う時間さえない。  
p.7-3 Et, une demi-heure après,
la pensée qu’il était temps de chercher le sommeil m’éveillait ;
je voulais poser le volume que je croyais avoir dans les mains et souffler ma lumière ;
je n’avais pas cessé en dormant de faire des réflexions sur ce que je venais de lire,
mais ces réflexions avaient pris un tour un peu particulier ;
il me semblait que j’étais moi-même ce dont parlait l’ouvrage :
une église, un quatuor, la rivalité de François Ier et de Charles-Quint.
 私は私の手の中から吐く息の音の大きさを想定したい、光の中の私は眠るのを止め、本を読んで熟考する、だがこれは少し回転して詰まっている熟考である、風変わりなそれは教会でフランソワ1世とカール5世の14の敵対関係の
作品を見ているのは、私自身である、

 そして、30分後に、眠りを探求しているのだったと思って目が覚める。私は手に持っていたものの音を消し、光を消したかった。眠っている間も、私はそれまで読んでいたものについての熟考をやめなかった。しかし、こういった熟考はちょっと特別な回り方をする。作品で話しているものが、まるで私自身のように思われるのである。教会や、四重奏や、フランセーズI世とシャルル・カントの敵対といったものが。

 
  http://jydupuis.apinc.org/Proust/index.htm      

慶応大学の講義?
見上潤  미카미 준  Mikami Jun  Миками Джюн


2007/03/04
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