ことばの覚書帳
2005年2月27日(日)

何かが新たに始まりつつあるのか?

  最近、学生のホームページに新たな胎動を感じるものがある。
授業もこれまでの形態を止揚して新たな境地を開拓しなくてはならないか?

どこにそんなことを感じたか、引用させてもらおう。

生徒の部屋より

成瀬望 「ふれあいタイツアー」のこと 【2月17日】

「何かアイディアを思いついた人、考えついた人に、
「まずオマエがやれよ。」と言うことも全く間違っていないが、
その人に負担が集中してしまわないようにするシステムをつくらなければ、
せっかくのいろんなアイディアを殺してしまうことになりかねない。

これが、今回の“痛み”から僕が学んだことだ。」

廣田哲也 公式な話し合い

「 だからこそ僕らには以下のものが、絶対的に必要だと思う。
・話し合いのやり方
・スケジュール管理
これができれば、生活もかなり安定するのではないだろうか。」

荻原裕介 あータイに行く前に反省なんてしたくない

「そんなことをふと思っていた時、二人の先生方が次回授業提案してくれた。
次回は上田学園のチラシを作ろう。
次回は上田学園の公式ホームぺージでも作ろうか。」


システム作り - オーガニゼーション - 組織作り - 会議 - ホームページ - 等々
様々なキーワードが思い浮かんでくる。

これはかなり重要な問題提起として、真正面から考える必要がある。

ディスクロジャー(情報公開)としてのホームページの充実は
以前から何とかしなければならない、
と思っていたが、
他の先生が面倒見てくれそうなので、
残る問題は「会議」+「組織作り」だ。

この問題は、会社に勤めても、経営者になっても、町内会でも、マンションの管理組合の運営も、
PTAも、言うまでも無く、議会や国会も、
異なった意見を持っている人間が集まったとき、
どのように多くの人間をまとめていったら良いかの一つの技術であると言えるだろう。

そこで思いつくのが、「ロバート議事法」だ。
検索するといくつかのサイトが出てくる。

http://www.papnet.ne.jp/~ako-jc/robart-giji.htm

http://www.lionsclubs-md330.jp/yakuin-hikkei/2.1-14.html

http://www2.tokai.or.jp/shimodajc/whatsjc/seminor/10.htm

http://www.amanjako.net/~choraku/choraku.giji.html

6,7人しかいない中でここにある手続きをきちんと踏んで、物事を決めていくのは、
かなり面倒なことのように見えるかもしれない。

だがこれを続けていって積み重ねていくことの”気持ちよさ”は悪くない。
”ルール”ということの重要性を体感できる。

たとえて言うならば、もし野球とかサッカーとかのスポーツのルールがデタラメだったら、
そりゃぁ、見ていられないものになるに違いないし、
そもそも成り立たない。

ヒロポンの言ってるような状態が本当のことだったなら、
サッカーをしているのに、
手でボールを持って走っていったり、
オフサイドしてもOKの状態だ。

こういう状態を「無政府状態」という。

いきなり「ロバート議事法」に完全にしたがって会議をするのは大変だから、
「上田学園議事法」を現実にあわせて作っていけばいいだろう。

この基本原則を簡単に言うと、
「みんなで決めたことはみんなで実行しよう!」だ。

難しいことではない。
猿にはわからないかもしれないけれど、
小学生でもわかることなのである。

見上潤 미카미 준 Mikami Jun Миками Джюн

2005/02/27

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