【 ”耳+口”編 】
1.音声を繰り返し聞いて、聞いたとおりにカタカナで書く。
間違いを恐れる必要は無い。
例えば、"ticket"が「テケツ」に聞こえれば、それでいいのである。
なぜならば、入り口は母国語による「耳」を使うしかないからである。
2.書き取ったものを実際に発音して、聞いたものと同じかどうか確認する。
実際に自分がどう発音しているか、録音して聞くのが有効。
母国語と外国語の「音」の違いを聞き取る「耳」を訓練する。
3.これを暗唱する。
ここまでの「耳」と「口」の段階を番組でとりあげられている次の8種の言語で行う。
それぞれの言語特有の「音楽」を聞き取ることがポイント。
1.イタリア語: (4月6日分: 1文章)
2.スペイン語: (4月8日分: 2文章)
3.フランス語: (4月5日分: 1文章)
4.ドイツ語: (4月7日分: 3文章)
5.ロシア語: (4月6日分: 1文章)
6.ハングル: (4月20日分: 1文章)
7.中国語: (4月5日分: 1文章)
8.アラビア語: (10月5日分: 1文章) |
【 ”目+手”編 】
4.文字と文字の連なりを書き取る。
この段階の難易度は言語によってかなりの開きがある。
ローマ字を使用している言語はその並び方だけを把握すれば良いのに対し、
文字が異なるものは、まずその文字の成り立ち自体を覚えなければならない。
以下は予想される難易度ランキング。
1.アラビア語: 一つの文字が、「独立形」、「語頭形」、「語中形」、「語尾形」と変容する。
2.ロシア語: ローマ字と同じギリシア文字起源だが、これまでの授業でとりあげていない。
3.ハングル: これまでの授業で少しとりあげているのでショックは少ないであろう。
4.中国語: 漢字には違いないが、異なる形、異なる意味、異なる発音である。
5.フランス語: ローマ字によるが、綴りと発音の関係が難しい。しかし、英語よりも規則的である。
6.残りの3言語は発音と綴りの関係は比較的簡単である。
あえて難易度を考えれば、ドイツ語・イタリア語・スペイン語の順番になるであろう。 |
5.文字と発音・意味・文法の関係を分析する。
これは独力では不可能なので、授業中に解説をする。
この段階で発音記号・文法用語を順次覚える。
6.文章を暗記する。
暗記は”集中的”な”繰り返し”によってのみ確実なものになる。
ノートにきれいに文字のデザインを考えながら何回も書いてみよう。
最後に板書が完全にできて終了。
授業終了後には忘れてしまってもかまわない。
なぜなら、ここまで完全に勉強すれば、意識の底のほうに残っているはずだからだ。
7.パソコン入力を練習する。
パソコンを様々な言語を入力できるように設定する。
文字入力にはキーボードの位置を覚える必要もある。