ことばの覚書帳
2004年12月23日

12月23日(木) 「逆引き辞典作成ソフトの作成」

 かねてから、「逆引き」なる考え方に関心がある。
なぜならば、個々の単語の文法的特長はその語尾にあらわれることが多いからである。

それゆえ、様々なレベルで「逆引き単語リスト」を作成して分析すると、
学習上の効果があるのではないかと考えられる。

 例えば英和辞典の「不規則動詞活用表」はどうだろうか? 
"go"と"undergo"が離れたところにあるのはどう考えても能率的とは言いがたい。

語の形態的な側面に対する注意をはかるために、
「逆引き不規則動詞活用表」が同時に掲載されていても良いのではないだろうか? 
 
  "abcd"という単語を"dcba"の順序で引くことができる辞典のことを「逆引き辞典」という。

 ・・・検索すると、
小学館「プログレッシブ逆引き英和辞典」(Reverse English-Japanese Dictionary ¥6930 高い!) 
なるものがあるらしい。

これには活用表の逆引きなんかついていないのかな?

 (小学館のサイトをみて、
「6ヶ国語大図典」(日本語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語)
なるものもついでに発見してしまった。
こんなのは、「読む辞典」として面白いだろうなあ! 
?「辞典」てそもそも「読んで楽しい」本なんですよ!)

  この単語リストを手作業で作るのも勉強になるが、
対象の量が膨大になってしまうと、
やはりパソコンを使って簡単にできないかと思う。

 幸運なことに、わが上田学園には優秀なプログラマーがいる。
彼はすでに、「出順リスト」を瞬時にして作ってしまうソフトを開発した。

今学期の授業は、そのソフトを使ったファイルを使って授業をした。
これによって授業効率は大幅に良くなった。
ここで彼に謝意を表したい。

 しかし、
彼はその気にならないと、中々動き始めないのである。
宿題が終わった頃を見計らってプッシュしてみよう!

 ※ 「エクセル」には瞬時にして単語を A-Z ないし、Z-A に並べ替える機能がある。

ここまでの機能があるんだから、
「リヴァース(逆引き)機能」
も付けておいてくれれば良かったのに・・・

見上潤 미카미 준 Mikami Jun Миками Джюн