春休みの宿題
荻原裕介
「リーダー、経営者論になった  私のマネージメント論」 

(5453字)

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マネージメントと言われても何をすればよいのかはわからない。そもそもマネージメントは会社の経営だけではなく、家庭経営、学級経営をなど人間が集まり何かことを実行していくことである。会社の場合は、「利潤を追求」という目的のために経営する。他の人間集団の場合は異なった目的のために経営するのである。つまり、家庭と学級である。
また人間集団だけでなく、個人としていかに生きるかということも考え、何らかの形で経営に関わる。
では経営するには何が必要なのか?資本、経営理念、ビジョン、戦略?そこで一つ提案。
架空で自分が企業のトップになって会社の経営をする。そのための土台作りを語録ファイル駆使して作る。

経営するうえでもっとも大切なことは
経営することで大切なことは、経営、組織理念を明確すること。よく聞く言葉であるが、継続して実行するのは簡単なことではない。困難な問題が起ころうとも、予期せぬ事態が起こっても変えない。絶えず現状を疑い思考し続けながら経営していくのが経営理念である。

俊敏な企業と滅び行く企業
企業には2種類しかない俊敏な企業と滅び行く企業がある。滅び行く企業とは変革、管理の基礎であるビジョン、戦略、目標が達成できず大きな問題を克服できなかった企業。
俊敏な企業は字の如く、60%の見通しと確信ができたらスピードディに決断して即決する。
それを実行するために必要なことはビジョン、戦略、目標を立てること。イノベーションと変革に必要なためだ。俊敏な企業はそれを管理の基礎としている。管理するということは常に長期の目標と目的の決定、行動指針の採用、目的を達成するための必要な資源配分を俊敏に決定しながらしていかないとあっという間に落ちてしまう。詰まり戦略を立てるということ。

自分の人生に置き換えて考えてみる
ではビジョンを立てるということはどういうことなのだろうか?目標を立てるとはよく言うがビジョンを立てるということはどういうことだろうか?いまひとつわからない。では自分の人生に置き換えて考えてみてはどうだろうか。自分の人生に置き換えた方がわかりやすいのではないかと思う。
人間誰しもいつかは必ず、食べていくために自分でお金を稼いでいかなければならない。それで自分は何をして食べていくのか?考えてもすぐには見つからない。
自分は何がしたいのか?と問うと遊びたい、買い物したい、旅行したい、勉強したいなど思いつく。では何をして遊ぶのか、旅行したい、勉強したいのかと問うと、遊びなら
カラオケする、スポーツする、クラブに行くとか、勉強なら経済を勉強したい、薬学について勉強したいなど、答えたとする。今回の小論文のテーマに習い経済で考えてみると経済の何を勉強したいのか?経済には金融、株、為替、などある。その中から一つ選んでみる。
しかしその中で自分では何が一番興味あるのか選んでみてもわからない。金融、株、為替といっても、金融、株、為替について調べてもいない、勉強してないためわからない。NET、本から金融、株、為替を勉強してみる。例えばその中から株について興味があり、株を勉強するなら数日徹夜してもいいかもしれないと思った。そこで株をもっと勉強したい、知りたいと気付いた時何をしたらよいのかと考える。大学進学したいのか、株だけを勉強するための学校に通うか、自分にとってどちらが合うのか、合理的か調べてみる。どちらかの学校を選んでここに行きたいと決まった時、その学校を卒業した時何をしたいのか、どの分野に進むたいのか?という問いがまた出てくる。ビジョンとはこういうことなのでないだろうか。自分で常に何がしたいのか問い、何をしていきたいのか長期的に見ながら考え、結果的に将来はこうなっていく、と考えていくのがビジョンであると思う。

リーダーシップとは?
どんなにすばらしいビジョンを作っても、どんなにすばらしい戦略を立ても、目標を持ったりしてもそれらを使いこなせなければ意味がない。それを一番使いこなければならないのがリーダー、経営者である。リーダー、経営者と言ったら何を思い浮かべるだろうか?リーダー、経営者は集団の中で正しい判断をして、集団を引っ張っていき、かつ皆を勇気付けたり、楽しましたりしているようなイメージが思いつく。
しかしこれは企業のリーダー、経営者をイメージして述べている訳ではない。ではどうなのだろうか?もちろん、企業のリーダー、経営者は当然している。
だが当たり前だが企業のリーダー、経営者は集団(社員)を引っ張っていたり、勇気付けたり、楽しませたりしているだけではない。リーダー、経営者は上記でも目標の設定、価値観確認、動機付け、管理・機能集団確立・説明・象徴・代表・再活性化を任務しなければならない。そのためには顕在化していてない全体像を見なければならない。そのことによってリーダーシップは人をひきつけるビジョンを作りそれを行動に移し、持続する能力を発揮することによって、変革を成し遂げる力量にもなっていく。

品質を最もよくするには
イノベーションは変化を齎すことによって成功するのではなく変化を利用することによって成功する。その変化利用して成功をもたらす柱は何かと言うと品質である。品質はリーダーの仕事であり、経営者の仕事であり、徒業員の仕事であり強いては全員の仕事であることを重視するべきと言われている。もちろん工場、ビジネスでも同じことである。
その品質こそが企業の最大の誇りになるのである。決して、伝統でも、会社の大きさでもなく、工場の立派さでもない。
さらにはその品質が商品力を高め価格やスタイル、機能も高まる。その表品力を高められた商品がやがてはブランドになり、消費者の心の中に形成される。その商品そのものを人々が追い求めるひたむきさを生む。社会現象になる可能性があるのだ。その可能か不可能かは、そのリーダー、経営者の決意にある。

そのためのマケーティングとは
しかし、もちろんその商品がトレンドになる前に築かなければならないことがある。マーケティングである。マーケティングとは識別された顧客のニーズあるいは問題に適合した解決方法を提供することと言われている。そのマケーティングの基礎ともなる重要なコンセプトもまたニーズである。ニーズは生理的、安全、社会的、自己尊重、自己実現の5段階になっているといわれている。その5段階を商品に反映してどのようにして反映した市場に売り出して利益を上げるのか?

戦略的思考を持ちながら
そのために必要なのが戦略である。もしくは戦略的思考である。戦略的思考とは、高位から地形を観察できる才能であり、変化を理解し対応できる能力のこと言う。それが勝利を確実にする計画を立てる原動力になる。その戦略における重要な決意には、戦略よりもはるかな強固な意志を必要とするのである。それが勝てる計画を立てずに競争する戦略家を退けるのである。
競争戦略の本質は差別化することである。ライバルとは異なる一連の経済活動を選び、独自の価値を提供していく。その競争はフェアであり同時に量の競争ではなく、質の競争でなければならない。この競争が多数乱戦になった場合、低コスト、製品化の差別、集中の3つを基本戦略に当てはめて検討しなければならない。その基本戦略を集めたうちの1つである「集中」は多数の原理で成り立つ戦争の原則といい言葉を1語に圧縮した言葉である。

リーダーシップに必要なのは
その集中を支えるのは決断である。決断が正しければベスト。決断が間違っても許される。最悪なのは守りに入ること。それは失敗につながる。徐々に進行する変化には安心していられるが、過去と不連続性である現在の変化にはついていけない。過去の不連続性である現在の変化についてくために何が必要か?スピードが必要である。リーダー、経営者は完璧を求めず60点で即決してスピーディに決断する。スピードが全てである。これは企業が競争力を得るうえで必要不可欠になる。リーダー、経営者はスピーディに決断できないことは度し難い失敗になってしまうためである。しかしスピーディな決断のしあい合いが残忍なほどの熾烈な競争を生むことにもなるが。スピィディーなリーダー、経営者にも欠かさない経営が「踏み切り」「割り切り」「思い切り」の3つの「切り」の経営である。
「踏み切り」「割り切り」「思い切り」は戦略、低コスト、決断の3つともいえる。
その戦略を策定、再構築するという課題は多くの場合、リーダー、経営者の決断力に左右される。

再びリーダー、経営者についてそしてその可能性について
リーダーでも、経営者でもない、指導者はどうなのだろうか。指導者とはどんなときでも
「こういうものにしたい」「こうしたい」というものを持っていなければならない。リーダーでも経営者でも「こういうものにしたい」「こうしたい」持っていなければいけないと思う。つまるところその仕事に対する欲望である。
その欲望が新しい雇用を生む。
しかしその成功の影には研究と努力の過程の99%の失敗が重なっている。膨大な失敗が重なり重なって、その土台のうえに成功があるのだ。つまりたくさん失敗したらからと言って自暴自棄になるような人物はいかに用いても大きな大事、決断、マネージメントはできない。リーダー、経営者、には向かない。
ではどのような能力を持ったリーダー、経営者、企業家が成功するのだろうか?独創性や革新性の才能にとどまらず、経営能力、事業ノウハウ、十分な人脈を兼ね備えているリーダー、経営者、企業家である。経営能力は目標、理念を立てて継続して続けていくこと。事業ノウハウは戦略を立てて勝利を確実にして目的を達成すること。十分な人脈とはリーダーシップをして成し遂げることである。
決して全員がそれを兼ね備えなければならないものではない。あくまでも、経営者、リーダーであり経営管理者が備えなければいけないものである。経営管理者もリーダー、経営者同様、上司になって仕切って、方向付けるのではなく、仕事の目標によって方向付ける。そしてその方向付けを全員に正確に伝える。そのことを知ることによって全員が最善を尽くすことが答えではない。全員が何をするのか知ることが必要なのである。何をするのか知るとは、情報である。情報をいかに収集、分析、管理、活用することを知るのである。
自分、もしくは会社、企業が勝つか負けるかはそれで決まるからである。情報をいかに収集、分析、管理、活用して、成功を目指すのだ。

大きな問題を克服した会社、企業
しかしリーダー、経営者が成功するには、自分で考え、信じ、夢見て、挑戦することもまた必要である。
自分で考えることを継続していくと、たとえ困難に直面してもそこから創意工夫が生まれるためである。信じるは自分を信じることで自信を持ち自分の優れたところをアピールして、活用してもらう可能性がある。能ある鷹は爪を隠さない事でもある。夢を見ることは
想像することでもある。想像することで会社、企業の新たなビジョン、戦略を作り出せる可能性がある。
そうして常に真剣勝負の覚悟でことに当たることでまた常に危険を作り出し、よりすぐれた危険を負担することになる。それが企業家精神に養っていく。
挑戦することで成功もするし、何度も失敗もだってする。最もすぐれた会社、企業は一番最近に大きな問題を克服した会社、企業である。
失敗すると失敗を学ばなければならないがその前に失敗を認めなければならない。失敗を認めなければ失敗にはならない。しかし当然だが成功にもならない。失敗と認めない失敗がそのまま曖昧になり、積もりに積もってやがて大きな問題になる。その大きな問題を克服しようとするが失敗を認められない会社、企業にそれはできない。大きな問題は失敗を認められないことで大きくなったためである。詰まり大きな問題を克服した会社、企業は失敗を認め、失敗を学んだことになる。
しかし失敗することでこれから時代に必要なこともわかる可能性がある。それは物好きといささかの無謀さ、学ぶことへのあくなき欲求、無効に見ずの勇気、知識集約的な組織である。

責任問題、最近大きな問題を克服した会社、企業は?そしてマネージメントするということは?
責任問題はその失敗をした課、部、会社全体の責任を取ることである。課の失敗ならば課長、部の失敗ならば部長、会社、企業全体の失敗ならば社長一人の責任である。最近大きな問題を克服した会社、企業は最もすぐれた会社、企業である。大きな問題を克服した言うことは失敗を認め、失敗を学んだためである。失敗を認め、失敗を学んだということは節制、沈黙、規律、決断、節約、勤勉、誠実、正義、中庸、清潔、平穏、純潔、謙譲の徳目を知る。
マネージメントするということは常に的確なビジョン、戦略、目標を立て、それを継続して行うこと。それを土台に低コスト、製品差別化、集中を武器にして競争を勝ち抜くこと。そしてその時得た情報をいかに分析、管理、活用していくか決めること。もし成功の可能性が低い事業でも失敗を恐れずに挑戦するもし失敗をしてもその失敗を学びのチャンスと捕らえることもマネージメントすることである。その結果、変革とイノベーションを生み、より会社、企業を進化することにもなるのである。 (計5453字)
2005年4月5日 1時05分提出



2005/04/05

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