2005年4月2日提出 成瀬望
見上先生「異文化コミュニケーション」クラス春休みの宿題
テーマ
How to 上田学園授業〜プロジェクト達成に必要なのは
上田学園では上田先生や各授業担当の先生はビジョンを作ってくれるが、そのビジョンを練り込み、行動に移し、完成まで辿り着けるのは学生の仕事である。僕の経験と反省を混ぜながら、一つのプロジェクトを達成するには何が必要かを書いてみようと思う。
1.上田学園における学生生活の経営理念
? 企業経営で最も重要なことは経営理念をはっきりさせておくことだ。企業に一本、バックボーンを通しておくことである。(No1)
? 会社が成功するのは、社員が組織の理念を明確に認識して、それを擁護し、それに即して行動するからだ。(No2)
まず、上田学園で皆で仲間としてやっていくには、全員が、“上田学園で自分はどうしたいのか”目標をある程度同じにしておく必要があると思う。
同じ舟に乗って旅をする旅人同士、進む向きをまず決めないと、海へ向かって漕ぎ出すことすらできない。
「何の為に上田学園に入ったのか?」、「上田学園に来る前はどうだったのか?何が不満だったのか?」、「上田学園を卒業してみんなどうしたいのか?」みんな事情は違うと思う。明確な目標を持たずに上田学園に入学したメンバーもいれば、“上田学園で勉強して多くのことを掴みたい”と思い入学したメンバーもいる。
だけど、みんな、考えている頭の中はそこまで変わらないと僕は思う。だいたい次のような感じじゃないかな。
入るときに考えること。
1. なんかオモシロそうだな。楽しそうだ。
2. 学校の勉強はつまらないので、何か別の、今の自分にもっと役立ちそうなことをしたい。
3. 将来のことを考える材料をたくさんくれそう。
4. いきなり社会に出る前に、ワンステップ置いて、社会人としての基礎を学んだり、
いろんな経験をして視野を広げたい。
5. 自分が何が上手で何が苦手なのか知りたい。
6. 自分のしたいことを見つけたい。
少し整理して↓
◎ 自分のしたいことを見つける
◎ いろいろな授業を受けて、興味、視野を広げる。
◎ 社会人としての基礎を学ぶ
◎ 学校としてがオモシロそうだ。楽しそうだ。
すごい人と知り合ったり、いい友達ができたりしそうだ。
上記項目より、
そのために学生がしなければならないことは・・・
『毎日学校に来て、上田学園、上田学園の授業を最優先とする。』これだけだと思う。
『われわれ上田学園の学生理念』
(僕が勝手に考えてみた。でも、これ以外にあるのだろうか?)
其の一、上田学園キャンパスらいふを楽しむ
其の二、上田学園の授業を一所懸命に取り組む
2.リーダーシップ・リーダーの仕事とは何か。
戦略を策定・再構築するという課題は多くの場合、組織的課題であり、リーダーシップに大きく左右される。(No30)
複雑な環境にうまく対処するのがマネジメントの役割である。リーダーシップとは変革を成し遂げる力量をいう。(No31)
リーダーシップとは「人をひきつけるビジョンを作り、それを行動に移し、継続する能力」をいう。(No32)
リーダーの任務:目標設定・価値観確認・動機付け・管理・機能集団確立・説明・象徴・代表・再活性化。(No33)
最も成功するリーダーは、顕在化していない全体像を見る人物である。(No34)
経営管理者は、上司によってではなく、仕事の目標によって方向づけされなければならない。(No35)
指導者というものはどんな時でも「このようにしよう」「こうしたい」というものをもっていなければならない。(No36)
僕の場合、「リーダー」業をしっかりした経験は、第一回タイツアーだけだ。
僕の考えるリーダーとは、「やり遂げる人」のことだ。
そのプロジェクトを何が何でも一人になってもやり遂げる人。
僕が第一回タイツアーのリーダーだったときは、ツアーを成功させる為には、他のすべての授業を犠牲にしても構わない心意気で、実際にかなり犠牲にしてしまったけど・・・。
? リーダーの任務:目標設定・価値観確認・動機付け・管理・機能集団確立・説明・象徴・代表・再活性化。(No33)
? 最も成功するリーダーは、顕在化していない全体像を見る人物である。(No34)
とあるが、第一回タイツアーの場合は、目標設定をしてもそれに辿り着けないのは当たり前だったし、本当にわからないことだらけで、何がわからないかもわからない中、手探りで進め、“顕在化していない全体像”にぶつかるたびに方向修整するという状況だった。
一番出来なかったのは、「機能集団確立」だと思う。そもそもタイツアー作りは僕とオッちゃんとばな菜だけでやっていたし、しかも殆ど僕とオッちゃんの二人で作業していたから。
ツアーを終えたときに思ったことは、自分は出来ないことだらけだったけど、唯一できたことは、「夢を見て、語って、一所懸命それを実現させようとした」ということだけだった、ということだ。
? リーダーシップとは「人をひきつけるビジョンを作り、それを行動に移し、継続する能力」をいう。(No32)
僕は、それだけは出来た。それがあったから、やり遂げることが出来たと思う。
ただ、それはリーダーの仕事の一番ベースとなるもので、そこから、しなければならないリーダーの本当の仕事があると思う。
1. プロジェクトの為、何をしなければならないかをチームの誰よりも把握していること。
2. 情報をチームメンバーに説明し共有すること。
3. プロジェクト遂行のための「機能集団確立」
4. 戦略を策定、再構築する、複雑な環境にうまく対処し、変革を成し遂げる。
僕が苦手なのは「3」だ。僕が動くと何でも一人で動こうとしてしまうし、してしまうことが多い。
自分が動けばみんなも動いて手伝ってくれるんじゃないか、という甘い期待を持っても、上田学園は忙しく厳しい場所(?)なので、なかなかそうことは起こらない。もし動いてくれたとしても、自分の担当のところをやり遂げたらオシマイとなるので(自分も含め)、しっかり指示を出し作業を分担し、打ち合わせをし、全体会議をもち、進行スケジュールを管理するリーダーが必要だ。
現在の上田学園で一番この「3」が上手なのはヒロポンだと思う。キチコミや今回の第2回タイツアーの指揮ぶりを見ていて思った。会議のスケジュールを決めたり、いま何をしなければならないのか優先順位を決めるのが的確で、その説明に説得力がある。これは藤田も上手だ。藤田は特に、説明の説得力がずば抜けている。
「4」もやはりヒロポンや藤田が上手だが、僕は苦手だ。オッちゃんも苦手だ。そして第2回タイツアーの失敗の原因はここにある。だが、みんなにも責任はある。
みんな、他の授業に気を取られてツアーのことを忘れていたと言っているが、リーダーのオッちゃん含め、まさか全員、ずっと忘れてたことはないと思う。思い出したときもあったと思う。「このままじゃダメだ」ということに気付きながらも、誰かが尻を叩いてくれるまで、「わかっちゃいるけどやめられない(戦略を策定、再構築できない)」気持ちだったのではないか。
上田学園の学生全体にその弱点があるのは、今まで学園ホームページのファイル管理が放置されてメチャクチャになっていたことや、先生の提案や宿題をぜんぶ受け入れているうちに、全部こなすことが物理的に不可能になってしまうことから十分窺える。
これを解決するには、「やる気を出す、保つ」学生の心のマネジメントと、『戦略を策定、再構築』する組織のマネジメントの二つが必要だ。これはリーダーの仕事だけではなく、学生全員がするべきことだと思う。
3.機能集団確立のために。
チームメンバーのスケジュール・コンディション・マネジメント
『やる気を出す、保つ』
リーダーがいて機能集団を作り上げても、突然一人がやる気を失ったり、力尽きたり、いなくなったりして“機能”しなくなることが上田学園ではよく起こる。
これを防ぐには、最初に書いた上田学園の理念をみんなでキチンと心の中で共有し、毎週1度ぐらいは、一緒に食事をするときや学校の放課後に、自分の思っていること・上田学園の為にやらなければならないと思うことを、仲間とじっくり話し、聞いて、“同じ目標に向かっている仲間なんだ”という意識のもとに感情と意見のキャッチボールをすることが重要だと思う。
『戦略を策定、再構築』
スケジュール管理をし、忙しくてできないときは、できない理由をみんなでキチンと先生に説明できるぐらいになれれば、上田学園はもうツーステップぐらい上へ行けると僕は思う。
上田学園の授業は全部キチンとこなそうとすると、生活が破綻するシステムになっているので、生活が緩くならないようにしつつ、できるだけすべての課題、作業が多くできるギリギリの「限界ライン」を把握し、そこを越えてしまわないようにスケジュールを管理する必要がある。しかも、全体で仲間同士の“限界”を把握しておく必要がある。自分はできる余裕があると思って、新しいプロジェクトをしようと主張しても、他の学生はすでに一人で別の仕事を抱えていたりするからだ。そのときは、余裕がある学生が余裕のない学生を手伝ったり、新しいプロジェクトの作業分担を、余裕ある学生に作業量を多くし、余裕のない学生には作業量を少なくしたりする必要がある。
仲間同士で個々の抱える作業を把握し、自分達の“限界ライン”を認識するには、「おまえ、もっと自分の趣味にあててる時間を減らせや。俺はこんなにやっとんのに。」という感情は抜きにして、冷静に個々が、自分の状態を分析し「あとどれだけ作業をできるか」ということと、「何を優先したいか」と「その理由」を説明し、それを相手の立場に立って聞き、全員が納得して、「よし、これでやろう」と思えたら、きっとチームとして“機能集団”として、上田学園がもっと強くなるはずだ。
やってみるとかなり難しそうだけど・・・。
4.マーケティング
上田学園で何か、プロジェクト(例:タイツアー、ロンドンツアー、オープンクラスなど)を始めても、いつも最大の壁は『人が集まらないこと』だ。
その問題には、二つの理由があると思う。
一つは『企画の問題』。
もう一つは、『マーケティング(=商品・サービスを市場へ流すための企業の活動)の問題』。
『企画の問題』も重要だが、アイディア・内容については、上田学園は年々頭が柔らかくなって、いいものが出来るようになってきていると思う。
それに、上田学園の先生方は本当にいろいろなアイディアを持っているので、企画を始めたら、その授業の先生だけじゃなく、いろいろな先生方に見せて聞いてアドバイスをもらうことで、かなり内容を充実できるので、そこまで大きな障壁になっているとは思えない。
やはり、企画をするときにアイディアを肉付け、方向付けするための「マーケティング」が出来ていない、つまり「ニーズ」を把握できていない、ことが一番の問題になっていると思う。
「上田学園の学生がなかなか増えない」、「上田学園ホームページの掲示版へ書き込みが殆どない」ことなどもマーケティングの問題だと思う。
? マーケティングの基礎となる最も重要なコンセプトは「ニーズ」である。(No21)
? マーケティング志向とは識別された顧客のニーズあるいは、問題に適合した解決方法を提供するこ
と。(No22)
? 成功するマーケティング計画は一時的流行現象の上に築かれるものではない。トレンドのうえに築
かれる。(No23)
上田学園で、あるプロジェクトが失敗・崩壊するときの理由は、前記「リーダーシップ」の項に書いた「スケジュール管理」の問題と、あと一つ大きな問題として、「『何故、そのプロジェクトを始めたのか、何故、そのプロジェクトはイケルと思ったのか』という根本的なものが、急に何も誰もわからなくなって空中分解する現象。」が挙げられる。ロンドンツアーなんかは、この理由で2回も空中分解してしまった。
「何が“売り”なのか」企画のときにもっとハッキリ確信を持つ必要があると思う。そこがいつも上田学園には欠けていると思う。それはマーケティングをしっかりし、もっと慎重に企画を立てれば、乗り越えられる問題だと思う。
来学期からは「株の授業」がもっと充実するそうなので、その授業内で「ニーズ」「トレンド」を掴む感覚・方法を養えたら、もうワンランク上の企画が立てられるのでは・・・予想!!
5.引きつぎ、過去に学ぶ
上田学園の弱点として、何度も指摘されることに、「同じ失敗を繰り返す」ということがある。
上田学園は3年生で卒業で、2年前までは2年生で卒業というシステムを取っていたため、学生の回転が早く、また、他の学生の経験にあまり耳を傾ける習慣がない、後々のために記録や反省を残す習慣がない、という学生の傾向もあり、あまり過去からの引きつぎ、経験の積みあげが出来ていない。それもあり、今、僕はこうして今まで僕が学んできたことを、少しでも多く在校生のみんなに残そうと書いている。
今回の第2回タイツアーで皆感じたと思うけど、引継ぎが出来れば、すごく作業スピードは早くなる。何かを始めるときは、前任者、または過去に同じような仕事をした人の意見を聴く、相談することはとても大切だ。
? 新しい大きな仕事の成功のカゲには、研究と努力の過程で99%の失敗が積み重ねられている。(No45)
卒業生が“研究と努力の過程”で積み上げた失敗の山を活かさない手はない。
卒業生は、尋ねられたら、尋ねられなくても気付いたことがあったら、積極的に在校生にアドバイスをすべきだ。
6.仲間のマネジメント
今回の第2回タイツアー直前に、オッちゃんがいなくなったり、ナベちゃんマンが来なくなったりといった事件が起きたが、そういった事件は実は昔から上田学園ではしょっちゅう起きていた。というか、3日ぐらい勝手に休むのは日常で、事件にすらならなかった。もちろん、そんな昔の学生の“サボり”と今回の出来事をいっしょにするつもりはない。
辛くなったとき、自分の心、仲間の心理状態をコントロール・マネジメントすることも、上田学園で学ぶ大きなことの一つだ。
『自分がいなくても、上田学園には何の問題もない。』
そう仲間に思わせてしまったら“負け”だと僕は思う。
昔は、ホントに学生が授業に出て来なかった。一番ひどい時は、毎日学園に来るのが2人しかいない、という時期もあった。そこから比べると、現在の上田学園はずいぶんとよくなったと思う。
僕は3年間、特に最初の1年目、2年目はずっと、来ない学生、関心のない学生を、どうやって授業に引っ張り込もうか、作業を分担させようか考えてきた。
そこで得た経験から学んだことは、
人と人・組織との関係って、関われば関わるほど、関心・責任感・やる気が育つということだ。
僕はこの3年間、授業・作業を積極的にしたがらない人を上田学園に参加させるため、いろいろな手段を考えて試した。
1. まず遊びやイベントに誘って、相手に「上田学園に来ると楽しい」と思ってもらう作戦。
2. 「ちょっとこれやってよ」と簡単なノルマを与えて、いつの間にかレギュラーに引き込む作戦。
3. 「水曜はゼッタイ来てな。」「明日来てーや」等、ストレートにお願い作戦。
4. 相手の趣味や興味に合わせて、学校に来させる理由をつくる、例えば上田学園でみんなでテレビゲームをしたりする作戦。
5. 「これどう思う?」って唐突に、自分のしていることに巻き込む作戦。
・・・・などなど。
“昔は来なかったけど、来るようになった学生”の中で、その理由が割とよく分かるのは、フジタのケースだ。フジタは、リサーチの授業でフリーペーパー「ハモニカ通信」のレイアウトを担当したときから、出席率が上がり出し、今では“5分の4レギュラー”ぐらいの出席率で、確実に上田学園にその存在感を示している。つまり「2番」だ。「俺がいないと、皆に迷惑をかけるな。」「上田学園の勉強って、ためになるな。」と思わせたのが、フジタが来るようになった理由だと思う。
あとの作戦は、功を奏したのか、何の意味もなかったのか、よくわからない。だけど、来るようなった学生を見て共通して感じたのは、その学生が「上田学園に来ることを楽しんでいる」ことと、「『自分がいないと、みんなに迷惑をかける。』と(たぶん)思っている。」ことだ。
だから僕は、“来なかったり、上田学園から遠ざかろうとする学生”には、何とか上記の二つの感情を持たせようと考える。
最悪は、「自分は上田学園にいらない存在なんだ」と思わせてしまうことだと思う。そう思わせてしまうと、完璧に来なくなってしまう危険性が高い。アカバンがその典型的な反省材料だ。「ちゃんと来い。勝手にサボるからこっちは迷惑だ。」と厳しく怒ったら来なくなってしまった。
上田学園はいつも人手不足だ。人がいなくなって、結局苦労するのは来ている学生達だ。学生が来なくなって、作業量が落ちたりすれば、それは半分は来ている学生の責任だと思う。自分達のためにも、上田学園は“仲間のマネジメント”も大切にしなければならない。
7.自分のマネジメント
さて、仲間のマネジメントも大切だが、それ以前に自分自身をしっかりとコントロールすることもとても重要だ。
自分のノルマ管理、生活リズムのコントロール、でもそれらを支える為にも、一番大切なのは、『やる気、モチベーション』を保つことだと思う。
何度失敗しても先生に怒られても嫌な気分になっても、ちゃんと学校に来続けた僕から、(別に自慢にも何にもならないけど)少しアドバイスみたいなことを書いてみようと思う。
1. 夢を見ること。
2. モチベーションが下がっても、休むくらいならノルマ・仕事をする。
3. 完璧を求めない。できるとこはここまで、と自分の中で割り切ることも重要。
4. 「期限までにベストのものを出す。」というのを目標にする。
「1」は僕の一番の得意分野かもしれないと思う。「上田学園ですごくなる。」って数え切れないくらい自分のホームページに書いたし、常にそのことを思っていた。そこから気持ちがブレないと、上田学園で疲れたりヒドイ気持ちになっても、これはよくなるためのステップだから、と立ち直れる気がする。
「2」の、モチベーションが下がったり、疲れたり、ってのは結局ほとんどの場合、自分のノルマが出来そうにないとか、自分はダメだな〜って思うところから来ていると思う。あえて少しムチ打ってがんばってノルマを減らせば、楽になって来ることが多い。ってこれは僕の経験からの話。
「3」「4」は、上田学園の授業はそもそも、完璧を目指したら毎日徹夜するぐらいになってしまうぐらい、“難しい”ものが多いことを自覚しなければならない、ということを言いたい。
提出期限は当たり前として、自分の中で、この日までに、この日の何時までに、という期限をつくってその中でベストを出す、という風にしないと、毎回自分の限界まで作業していると、宿題は一科目だけではないし、自分がぶっ壊れてしまうか、他の宿題をオザナリにしてしまうことになる。
「どうしようかな〜。」と考えている時間をできるだけ減らし、その時間を実際に作業する時間にあてることが重要だ。上田学園での忙しい毎日には、スピード感、というか、思い切りというか、そういったものがとても大切だと思う。僕は第一回タイツアーのとき、期限にあわせて次々と決断をしなければいけない経験をしたときそのことを強く学んだ。
(↓参考)
15.決断が正しければベスト。決断が間違っていても許される。最悪は守りに入ること。守りは失敗につながる。
16.完璧を求めるな。60点で即決せよ。スピーディに決断せよ。決める時に決めないのは度しがたい失敗である。
17.60%の見通しと確信ができたら、その判断はおおむね妥当。そのあとは勇気である。。実行力である。
18.「踏み切り」、「割り切り」、「思い切り」。この三つの「切り」はどんな経営にも絶対欠かし得ない。
19.スピードがすべて。これは企業が競争力を得るうえで必要不可欠の要素。
あと、僕はヲギワラべやの人から次のことを学んだ。
? 「これからの時代に必要なのは、もの好きといささかの凶器(狂気?侠気!?)、学ぶことへのあくなき欲求、向こうみずの勇気だ。」(No51)
? 可能と不可能の違いは、その人の決意にある。(No.44)
強い決意は自分を動かすし、周りの人も動かす風になる。(ときどき台風になったりもするけど)。
見習うところは、ある。
8.おまけ
「上田学園が今から夏休みまでにすること」
最後に、僕が今考える、上田学園がこれからすべきことを書き残そうと思う。
? 敗北する戦略家はまず戦闘を行い、それから勝利をおさめようとする。まず勝利を確実にする計画を立て、それから兵を率いるべきである。(No10)
まず、急務は3つ、「タイツアーの後始末」、「ホームページの改造」、「来年のスケジュールの話合い」だ。
最初の2つは、みんなよくわかってるだろうから置いといて、「来年のスケジュールの話合い」の必要性を僕は言っておきたい。
何度も書いている気がするが、上田学園に最も必要なことの一つがスケジュール管理である。上田先生から来年の授業スケジュールを聞き、4月に授業が始まって先生方から授業計画を聞いてから、出来るだけ早く1年のスケジュール予定表をつくれるようにすべきだ。「この時期が、少し余裕があるんですけど、先生の授業で何か、こんな感じのことができたら、と思います。」なんて先生に提案出来たら素晴らしい。逆の提案もある。「この時期はこのプロジェクトが入っていて、たぶんこのひと月はとても忙しいので、その締め切りだと厳しいです。」なんてことを言うことも必要だ。例えば、もし、リサーチ授業の最終締め切りとツアープロジェクトの期間が重なったらかなりヤバイことになってしまう。こういうのは学生側がキチンとスケジュールと“何が優先か”を把握して先生に伝えなければならない。
新学期がスタートしてすぐに、ゴールデンウィークを挟んでしまうし、新入生を迎え、いろいろなことを教えたり、日本語の教材を作ったり、新学期のいろいろな準備や取り決めに時間を使う、そんなに忙しくないけどすることがたくさんある状態が続くので、上田学園は4,5,6月が一番のんびりしている。その隙にスケジュールを決めれることはトコトン話あって決めて、できるだけ早くから作業を開始すべきだ。ヒロポンが夏休みで卒業なので、それまでに何かプロジェクトをするには、“スピード感”が絶対に必要だ。
また、上田学園には冬休みも春休みも、ハッキリ言って無きがごとしなので、2ヶ月もある夏休みが、学生が使えるホントに貴重な唯一無二に近い“まとまった自由時間”となる。遊びにも使えるし、何かのプロジェクトをじっくり集中してすることもできる。これをホントに有効活用するには、さっさと5月末ぐらいには、「“何をするか”決めて、それについてある程度調べて、計画がかなり具体的になっている。」ぐらいが望ましいと思う。休みのときにしかない特別授業・サバイバル授業なんかも早めに先生と連絡を取りあって、どんなことをするか、いつなのか、わかった方がいい。特にひろポンが卒業なんだし、最後の“思い出づくり”だ!!
さて、卒業生の僕から伝えておきたいことは、これでほとんど書けたと思う。
在校生のみんな、がんばってください。
最後にもう一言、八言ぐらい
イヤになったら、その気持ちを正直に打ち明けよう!立ち止まってゆっくり話をすることもときには必要だ。ただ、そのときは感情だけでしゃべるのではなく、どれだけ自分はがんばり、どういうふうにイヤになったのか、具体的に話そう。話し合いをして物事を改善することはそこから始まる。
上田学園はきっといい仲間になれる。
? 商品力は価格やスタイル、機能など有形な要素でできているのに対して、ブランドは消費者の心のなかに形成される。(No26)
? ブランドの最も重要な側面は一つのものを追い求めるひたむきさである。(No27)
? 誇りうるものは、伝統でも、会社の大きさでも、工場の立派さでもない。品質自体である。(No28)
僕は、上田学園が“ブランド”となる日を夢見ている。
卒業生も在校生も、みんな全員が上田学園を背負っているのだ。
学生には、ひたむきに、徹底的に上田学園で学び、楽しみ尽くして欲しい。
2005年4月2日 15時52分提出 |